2015/10/27 15:36

美味しいお茶の淹れ方についてご紹介いたします。

目安は以下のとおりですが、お好みで調整してください。



1.お湯を用意する
お湯の温度は、茶種の特徴を活かす重要な要素です。
香りの成分は温度の高いお湯で淹れるほど強く出ます。
味に関しては、湯の温度が高温なほど苦渋味が強いお茶となり、低温なほどうま味と甘味が強く感じられるお茶になります。
これはカテキンとカフェイン(苦渋味)が高温で溶けだしやすいからです。
好みの味の温度を覚えておくとよいかもしれません。

水道水を使用する場合は、カルキ臭を消すために一度沸騰したらさらに5分程度弱火で沸騰させるとよいです。
市販のミネラルウォーターを使用する場合は、表示を確認して硬度が低い軟水のものを選んでください。


2.茶碗にお湯を入れる
あらかじめ茶碗にお湯をいれ、お湯を少し冷ましつつ、器を温めます。
こうすることで、お茶を淹れるお湯の適量を計ることもできます
お湯の量を少な目にすると甘味が凝縮され、よりコクのある味わいになります。


3.急須に茶葉を入れる
少し多めに入れると、2煎目3煎目もしっかりと味わえます。
茶さじやスプーンを使って好みの量を覚えてみるといいかもしれません。


4.急須に茶碗のお湯を注ぎ、しばらく待つ
茶葉が開き、味が出るまで、度待ちます。
こちらも、お好みで調整してください。
その後の2煎目は20秒程度、3煎目は10秒程度が目安です。


5.お茶を注ぐ
味・量が均等になるように、少しずつ廻し注ぎ、最後の一滴までしっかりと注ぎます。
最後まで注ぎきることにより、味のバランスがとれ、茶葉が蒸れることを防ぎ、2煎目、3煎目も美味しく飲めます。
1人分の時でも色を見ながら5回程に分けて淹れると味が出やすくなります。

※2煎目は、1煎目よりも約10度湯の温度を上げ、抽出の時間も1煎目の半分で。
注ぎ方は同じように廻し注ぎをします。3煎目もさらに湯温度を上げ、抽出時間も2煎目の半分で。